私は「ピアノの先生」という
とても幸せな職業についています。
私がピアノの先生であることが
何故幸せだと言っているかと言うと、
私がピアノもピアノを教えることも
とても好きだからです。
そんな私がピアノを教えていて
最近つくづく思うこと、
それは・・・
「ピアノが好き」な人が上達していく
という至ってシンプルな事です。
「練習は嫌な時が多いけど、
弾く事自体は好きだと思うから
頑張ってピアノのレッスンに通っている」
・・レベルの好きではなく
「ピアノの練習もレッスンも演奏することも大好き!」
という人が年齢やレベルに関わらずやはり上手で、
演奏も聴いていてワクワクしてきます。
「好き」には理屈では説明できない事が
多くありますよね?
ピアノが好きなお子様に、
「なんでピアノが好きなの?」と聞いても
「ピアノの音とかピアノの曲が好きだから」
とただ、漠然とした答えがかえってくるのです。
あまり細かい答えはかえってきません。
「なんで犬が好きなの?」→「可愛いから」
「なんで温泉が好きなの?」→「気持ちいいから」
「なんで紫色が好きなの?」→「好きだから!」
などと言った調子ですね。
お子様のご様子を見ていると
最初から向き不向きなどあり、
好き嫌いの相性も確かにありそうです。
ピアノの深い魅力は
ある程度、練習やレッスンを重ねていって
色々な曲がようやく弾けるようになってきて
わかってくる部分も多いと思います。
ピアノ講師としての私の仕事の内容としてはただ一つ、
それはピアノの魅力を最大限に伝え
「ピアノを好きになるような学びの場を提供する」
自分の好きな事に巡り会えてそれに費やす時間、
それは幸せそのものです。
幸せとはシンプルに自分の好きな人や物やアクティビティに
携わっているという実感だとすると
世の中の人がみんな「好き」な
人や物やアクティビティに携わっている事が
多ければ多いほど
社会全体の幸福度が向上してくるのでは?
とも思います。
「好き」な事をしながら「好き」を広げる事こそが
真の社会貢献!と勝手な思い込みを信じながら
ピアノが更に「好き」なって頂けるよう
日常のレッスンが続きます。
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